Title : |
完全体外循環における人工酸素運搬体, ネオレッドセル(NRC)の酸素運搬機能に関する検討 |
Subtitle : |
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Authors : |
泉陽太部, 山畑健, 四津良平, 小林紘一, 向井万起男* |
Authors(kana) : |
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Organization : |
慶應義塾大学医学部外科, *慶應義塾大学中央検査部病理 |
Journal : |
The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY |
Volume : |
46 |
Number : |
1 |
Page : |
30-37 |
Year/Month : |
1998 / 1 |
Article : |
報告 |
Publisher : |
日本胸部外科学会 |
Abstract : |
ネオレッドセル(NRC)の酸素運搬能の評価を人工心肺を用いて完全体外循環下に行った. NRCはヒト期限切れ濃厚赤血球より精製したヘモグロビン(Hb)をリボゾームに封入した人工酸素運搬体である. Hb濃度は5.6g/dl, 粒径は約220nm, P50は45Torrに調節されている. 動物種は体重約10kgの雄ビーグル犬を用いた. 体血圧を60mmHg以上に保つように送血を行いながら循環液量の約80%を急速に脱血した後完全体外循環とした. 動脈血酸素分圧は約400Torr, 二酸化炭素分圧は約40Torrとなるように調節した. 灌流液温度は約37℃に保った. この条件下で灌流量を40ml/kg/minから150ml/kg/minの範囲で変動させ, それに伴う酸素消費量の変化を中心に検討した. 酵素消費量は灌流量の上昇と共に増加し灌流量120ml/kg/minでほぼプラトーに達した. |
Practice : |
臨床医学:外科系 |
Keywords : |
ネオレッドセル, 酸素運搬能, 完全体外循環, 酸素消費量 |