アブストラクト(46巻1号:The Japanese Journal Of Thoracic And Cardiovascular Surgery)

Title : 超音波ドプラ法による体外循環中の眼動脈血流測定―脳血流モニターとしての有用性について―
Subtitle :
Authors : 饗場正宏, 関口茂明, 井上恒一, 高場利博
Authors(kana) :
Organization : 昭和大学医学部第1外科
Journal : The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY
Volume : 46
Number : 1
Page : 46-50
Year/Month : 1998 / 1
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 脳血流は主に内頸動脈に支配されており, 眼動脈はその第一分枝である. 体外循環(CPB)中の眼動脈血流速の変化を超音波ドプラ法により測定し, CPB中の脳血流モニターとしての有用性を検討した. 13例の開心術において眼動脈血流速(OAV)と総頸動脈血流速(CAV)を超音波ドプラ法で腕頭動脈血流量(BAflow)を電滋血流計で同時測定した. CPB前の眼動脈最大血流速(OAVmax)と総頸動脈最大血流速(CAVmax)はそれぞれ0.27±0.13m/sec, 0.64±0.40m/sec, 腕頭動脈血流量は 486±226ml/minであった. CPB中はポンプ送血量を2.4, 2.2, 2.0, 2.2, 2.4l/min/m2と変化させ, CPB前値を100%としてCPB中, 後の変化を表すとOAVmaxは58.1%, 50.9%, 37.6%, 49.4%, 64.7%, 108.4%, CAVmaxは67.0%, 58.0%, 48.2%, 113.6%, 105.5%, 134.3%, BAflowは87.3%, 39.8%, 53.9%, 50.5%, 95.0%, 159.8%と変化した.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 体外循環, 脳血流モニター, 眼動脈, 超音波ドプラ法
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