アブストラクト(46巻1号:The Japanese Journal Of Thoracic And Cardiovascular Surgery)

Title : 浸潤性胸腺腫の集学的治療において大量ステロイド併用化学療法が奏効した3例
Subtitle :
Authors : 須田隆, 杉村修一郎, 服部良信, 小林靖典, 杉村裕志, 星野竜
Authors(kana) :
Organization : 藤田保健衛生大学胸部外科
Journal : The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY
Volume : 46
Number : 1
Page : 115-120
Year/Month : 1998 / 1
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : III期及びIVa期浸潤性胸腺腫に対して, cisplatin 80mg/m2, doxorubicin 40mg/m2, methylprednisolone(1,000mg×5日, 500mg×2日)のregimenによる化学療法を3症例に行った. 症例1:55歳, 女性. 初回手術後7年目に左胸腔内に再発し, 同regimenにて有効(縮小率93%)と判定した. 症例2:38歳, 男性. 初回手術後3年目に右胸腔内再発を認め, 同regimenにて有効(縮小率98%)であった. 症例3:61歳, 女性. 右上葉に直接浸潤を認め, induction chemotherapyにて有効(縮小率80%)であった. 浸潤性胸腺腫に対する大量ステロイド併用化学療法は, 経験した3症例すべてに奏効し, 腫瘍容積の著明な減少を認めた. ステロイド併用化学療法は有用と考えた.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 胸腺腫, 浸潤性胸腺腫, 集学的治療, 化学療法, ステロイド
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