アブストラクト(46巻2号:The Japanese Journal Of Thoracic And Cardiovascular Surgery)

Title : チアノーゼ性心疾患に対する無輸血開心術の検討
Subtitle :
Authors : 坂本貴彦, 永瀬裕三, 渡辺寛, 芝入正雄, 宇津見和郎, 中野秀幸, 香西襄
Authors(kana) :
Organization : 松戸市立病院心臓血管外科
Journal : The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY
Volume : 46
Number : 2
Page : 138-144
Year/Month : 1998 / 2
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : ファロー四徴症(TOF)に対する無輸血開心術に積極的に取り組み始めた1994年11月から1997年1 月までの27カ月間に根治術を施行したチアノーゼ性心疾患42例中体重が7~20kgの30例を対象とした. 手術時年齢は9カ月~6歳(平均2.4歳), 体重は7.7~20kg(平均11.4kg)であり, 疾患の内訳はTOF:19例, Fontan型手術(TCPC):6例, その他:5例であった. これらをA群:完全無輸血手術群(15例), B群:血漿タンパク製剤(PPF)のみ使用群(8例), C群:輸血群(7例)に分類し検討した. 体外循環回路はsemi-closed circuitで1996年10月からは充填量390mlの回路を使用している. 年齢, 体重, 手術時間, 体外循環時間, 大動脈遮断時間, 体外循環中最低Base Excess, 体外循環中尿量, ECUM量, ヘマトクリット値(Ht)及び総タンパク量(TP)の推移, 術中出血量, 術後出血量, dopamine使用日数, ドレーン挿入期間は3恩間に有意差を認めなかった.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : チアノーゼ性心疾患, 無輸血体外循環, 血漿タンパク製剤, 代用血漿製剤
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