アブストラクト(46巻4号:The Japanese Journal Of Thoracic And Cardiovascular Surgery)
Title : | 心房内再建術における有茎心房フラップの利用と工夫 |
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Subtitle : | |
Authors : | 田中圭, 黒澤博身, 橋本和弘, 宮本尚樹, 小柳勝司, 石井信一, 青木功雄, 長堀隆一 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京慈恵会医科大学心臓外科 |
Journal : | The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY |
Volume : | 46 |
Number : | 4 |
Page : | 333-337 |
Year/Month : | 1998 / 4 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 先天性心疾患の心内修復術において, 経時変化に伴う使用材料の萎縮から修復‐補填部位に狭窄や変形を来すことを考慮して, 成長が期待できる有茎フラップ(Living flap)利用を心がけてきた. 今回, 1992年5月から1994年3月までに有茎心房フラップを用いた手術を施行した8例について検討した. 三尖弁閉鎖症, 右室型単心室, 部分肺静脈還流異常を合併したFallot四徴症, 三心房心とunroofed coronary sinusを合併した心内膜床欠損症における心房内形成術には有茎心房フラップの利用が十分に可能であった. 先天性心疾患の心内修復術において, 代用物としてその簡便さから人工布, 人工血管, 自己あるいは異種動物心膜が用いられることが多い. しかしながら, 対象となる小児の成長するという特殊性, 及び経年による使用材料の萎縮から修復-補填部位に狭窄や変形を来すことが知られている. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : | 有茎フラップ, Fontan手術 |