Title : |
脊髄虚血に伴う興奮性アミノ酸による神経障害の研究(2)‐アデノシンの神経保護作用‐ |
Subtitle : |
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Authors : |
中道司, 川田志明 |
Authors(kana) : |
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Organization : |
慶應義塾大学医学部外科 |
Journal : |
The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY |
Volume : |
46 |
Number : |
4 |
Page : |
354-360 |
Year/Month : |
1998 / 4 |
Article : |
報告 |
Publisher : |
日本胸部外科学会 |
Abstract : |
背景:われわれは虚血に伴う脊髄障害の発生機序の1つとしてのグルタミン酸の神経毒性を報告した. いっぽう脊髄虚血に対するアデノシンの神経保護効果が実験的に報告されているが, その作用機序は解明されていない. 目的:教室で開発した外因性グルタミン酸によるウサギ遅発性対麻痺モデルを用いてアデノシンの脊髄保護効果を実験的に検討した. 方法:New Zealand white rabbitを用いてハロセン吸入麻酔下, 無菌的に開腹し腎動脈下腹部大動脈を39℃の溶液で5分間局所灌流した. I群:control群(n=6)はL-glutamate 20mM溶液10mlで灌流, II群:adenosine群(n=5)は adenosine 75mg+L-glutamate 20mM溶液10mlで灌流の2群に分け実験を施行した. 6, 24, 48時間後の神経学的所見をmodified Tarlov scaleを用いて判定後, 脊髄標本を作製し病理組織学的に検索した. |
Practice : |
臨床医学:外科系 |
Keywords : |
アデノシン, グルタミン酸, 神経毒性, 境界病変, 遅発性対麻痺 |