| Title ： |
Thapsigargin（SR Ca2＋-ATPase inhibitor）の常温虚血, 常温再灌流に対する心筋保護効果に関する検討 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
熊田佳孝*, 山本文雄, 山本浩史**, 石川巧, 鍵崎康治, 広瀬一* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
国立循環器病センター心臓血管外科, *岐阜大学医学部第1外科, **旭川医科大学第1外科 |
| Journal ： |
The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY |
| Volume ： |
46 |
| Number ： |
4 |
| Page ： |
368-374 |
| Year/Month ： |
1998 / 4 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
筋小胞体からのカルシウム放出の抑制が心筋保護効果をもたらすか否かを, 特異的筋小胞体カルシウムポンプの阻害阻害剤であるThapsigargin（TH）を心筋保護液, 再灌流液に添加しラット摘出灌流心モデルで検討した. 方法：雄性Wistar rat（各群n＝6）を用いて虚血前心機能を測定し, 虚血前値とした. 実験A；TH添加St. Thomas液（STS）の注入と常温虚血再灌流を行った. 実験B；STSの注入と常温虚血の後, TH添加KHBB液によるLangendorff（L）再灌流（10分）を行った. L再灌流後, working（W）再灌流を行い20分後の心機能を虚血後値とした. 虚血前値に対する虚血後値の割合を心機能回復率とした. L再灌流時の冠灌流液中のCK活性を測定した. 結果：実験A；TH濃度が0. 1, 0. 25μMのとき, 大動脈流量回復率（％AoF）はTH無添加群47±3％に比し, 62±3, 63±2％ （p＜0.05）と有意な改善を呈した. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
心筋, 虚血再灌流障害, 筋小胞体, thapsigargin, カルシウムポンプ |
