アブストラクト(46巻5号:The Japanese Journal Of Thoracic And Cardiovascular Surgery)

Title : 精神障害により繰り返された心臓伏針の1例
Subtitle :
Authors : 望月吉彦, 杉田洋一, 岡村吉隆, 飯田浩司, 森秀暁, 嶋田晃一郎
Authors(kana) :
Organization : 獨協医科大学胸部外科
Journal : The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY
Volume : 46
Number : 5
Page : 473-477
Year/Month : 1998 / 5
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 症例は17歳, 女性. 心臓及び胸壁に計7本の針の刺入を2回にわたり, 繰り返した. 2回共に自傷行為によるものであった. 1回目は針頭が右室前面に見えたため, 人工心肺を用いる事なく抜去できた. 合併症なく退院し, 精神科にて加療を受けていたが, 退院2カ月後に再度, 胸壁に針を刺入し, 来院した. 来院時には針は5本あり, すべて胸壁内にあった. 局麻下にて抜去の準備中, 病室から逃走した. 数時間後に院内で発見された時は針は6本に増えていた. 増えた一本は注射針であった. この針は心臓内に刺入されており, 針先も, 針頭も心表面からは全く見えないため, 人工心肺, 及びレントゲンによる透視下に抜去を行った.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 心臓伏針, 心臓異物
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