Title : |
左冠状動脈主幹部動脈瘤の1例を含む, 冠状動脈瘤の2例 |
Subtitle : |
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Authors : |
野垣英逸, 塩井健介, 間瀬武則, 青山貴彦, 三浦敦, 永田昌久 |
Authors(kana) : |
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Organization : |
愛知医科大学第2外科 |
Journal : |
The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY |
Volume : |
46 |
Number : |
5 |
Page : |
513-518 |
Year/Month : |
1998 / 5 |
Article : |
報告 |
Publisher : |
日本胸部外科学会 |
Abstract : |
冠状動脈瘤に対し, 冠状動脈バイパス術と瘤の血流遮断を施行した2例について報告する. 症例1:68歳, 男性. 左冠状動脈前下行枝(LAD)に冠状動脈瘤, その末梢側と右冠状動脈(RCA)に狭窄を認めた. 手術は瘤の中枢側と末梢側でLADを結紮し, LADとRCAに冠状動脈バイパス術を施行した. 症例2:69歳, 女性. 左冠状動脈主幹部に冠状動脈瘤, LADと左冠状動脈回旋枝(CX)は瘤から起始し, LADには造影遅延を伴う狭窄を認めた. 手術は瘤を切開し内腔側から3カ所の小さな開口部を閉鎖し, LADとCXに冠状動脈バイパス術を施行した. 2例とも術後経過は順調であった. 著者らは狭窄の進行, 末梢への塞栓による心筋梗塞あるいは頻度は低いが破裂の危険性を考慮し, 冠状動脈バイパス術に加え, 瘤の血流遮断を行う手術方針が望ましいと考えている. |
Practice : |
臨床医学:外科系 |
Keywords : |
冠状動脈瘤, 左冠状動脈主幹部, 左前下行枝, 冠状動脈バイパス術 |