アブストラクト(46巻7号:The Japanese Journal Of Thoracic And Cardiovascular Surgery)

Title : Open distal法とocclusion balloon使用症例の比較検討-完全弓部置換術における遠位側吻合-
Subtitle :
Authors : 貞弘光章, 櫻井雅浩, 畑正樹, 澤村佳宏, 吉田出, 遠藤雅人, 横山斉, 庄司好巳, 近江三喜男, 田林晄一
Authors(kana) :
Organization : 東北大学医学部胸部外科
Journal : The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY
Volume : 46
Number : 7
Page : 610-615
Year/Month : 1998 / 7
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 1995年1月まで完全弓部置換術を52症例に施行したが, 遠位側吻合に際してはnon-clamp法を原則とし, 33例にはopen distal anastomosis法(OD)を他の19例にocclusion balloon(OB)を用いた. 患者年齢はOB:67.3歳, OD:61.5歳(p=0.05)で, 大動脈病変としては真性弓部大動脈瘤が30例でその内17例(57%)にOBを使用したが, A型解離性動脈瘤の22例中20例(91%)でOD法であった. また, 緊急手術の10例には全例でOD法を用いた. その他の患者背景(性別, DM, 高血圧, 術前肝腎 機能, 心機能, 脳神経等)についてはOBとOD法使用の間で差がなかった. OD及びOB使用下での 下半身灌流量はそれぞれ平均180ml/分, 1,550ml/分で, OB中の灌流圧は40~65mmHgであった.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 完全弓部置換術, 遠位側吻合, open distal anastomosis, occlusion balloon
このページの一番上へ