アブストラクト(46巻11号:The Japanese Journal Of Thoracic And Cardiovascular Surgery)
Title : | 拍動流循環, 無拍動流循環が, 肝血行動態及び組織代謝に与える影響 |
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Subtitle : | |
Authors : | 幸島孝志 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 日本大学医学部第2外科 |
Journal : | The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY |
Volume : | 46 |
Number : | 11 |
Page : | 1117-1125 |
Year/Month : | 1998 / 11 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 急性心原性ショック後の拍動流, 無拍動流人工循環が, 肝内循環, 肝組織代謝に与える影響について実験的に検討した. ブタを用い, 左冠状動脈結紮法により急性心筋梗塞を作成し, 心室細動となった時点で右心は無拍動流ポンプ, 左心は拍動流ポンプと無拍動流ポンプを装着. ポンプは3時間駆動し, 平均大動脈圧, 肝動脈血流量, 門脈血流量, 肝臓の組織血流量を測定した. また肝機能の指標としてGOT, GPT, 組織代謝の指標としてAKBR, 乳酸・ピルビン酸比, ヒアルロン酸, 又は酸素代謝において, 動脈血, 門脈血, 肝静脈血の血液ガス分析を行った. 今回の実験では, 無拍動流群は, 前値の心拍出量の80%で灌流した群, 100%で灌流した群の2群に分け, 拍動流群(80%灌流)との3 群間比較を行った. 100%無拍動流循環は, 平均大動脈圧において他群より約20%の高値を示した. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : | 補助人工心臓, 拍動流, 無拍動流, 肝循環 |