Title : |
Two-staged Starnes手術で救命できた肺動脈閉鎖症を伴う重症Ebstein奇形 |
Subtitle : |
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Authors : |
前田正信, 佐井昇, 宮原健, 櫻井一, 中山雅人, 竹村春起 |
Authors(kana) : |
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Organization : |
社会保険中京病院心臓血管外科 |
Journal : |
The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY |
Volume : |
46 |
Number : |
11 |
Page : |
1200-1205 |
Year/Month : |
1998 / 11 |
Article : |
報告 |
Publisher : |
日本胸部外科学会 |
Abstract : |
新生児期に発症するEbstein奇形は高度三尖弁逆流と肺血流減少に伴い, 心不全, 呼吸不全, 低酸素 血症のために, 自然予後が極めて悪く, 且つ外科治療方法も確立されていないため, 治療困難な疾患の1つとされている. われわれは新生児期発症の肺動脈閉鎖・高度三尖弁逆流を伴ったEbstein奇形に対して, 第36生日に低酸素血症改善を目的としてBlalock-Taussig変法手術を行った. その後約1カ月の心不全治療を行った後(第63生日), 体外循環下に三尖弁口閉鎖・右房縫縮(Starnes手術)を行い, 心不全をコントロールし, 患児を退院させることができた. その後1年を経過し良好な結果が得られ, Fontan手術待機中の症例を経験したので報告する. |
Practice : |
臨床医学:外科系 |
Keywords : |
Ebstein奇形, 肺動脈閉鎖症, 三尖弁逆流, Starnes法, Blalock-Taussig変法 |