アブストラクト(46巻12号:The Japanese Journal Of Thoracic And Cardiovascular Surgery)
Title : | 左心補助時の腎臓と皮膚の微小循環動態-拍動流補助と無拍動流補助の比較- |
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Subtitle : | |
Authors : | 瀬在明, 塩野元美, 折目由紀彦, 中田金一, 泰光賢, 飯田充, 根本光洋, 幸島孝志, 瀬在幸安, 谷口由樹* |
Authors(kana) : | |
Organization : | 日本大学医学部第2外科, *日本大学医学部共同研 |
Journal : | The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY |
Volume : | 46 |
Number : | 12 |
Page : | 1239-1246 |
Year/Month : | 1998 / 12 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 急性左心不全モデル(ブタ)を拍動流補助群と無拍動流補助群に分け, 6時間の左心バイパスを行い, 頸動脈, 腎動脈, 腎皮質, 髄質と皮膚の血流量, 腎機能面からBUN, Creatinine, 尿中B2- microglobulin, 組織代謝面から乳酸ピルビン酸比と動脈血ケトン体比を測定した. 実験終了後に主要臓器の光顕学的検討を行った. 頸動脈血流量は, 両群に有意差なく保たれたが, 腎動脈と腎皮質血流量は, 6時間の補助により, 拍動流補助群では前値の69%と54%までに回復したが, 無拍動流群は3時間以降は減少し, 拍動流補助群と有意差を認めた. またショックによる腎内血流再分布も拍動流補助群は改善したが, 無二二流補助群では改善しなかった. 皮膚血流量は拍動流補助群では6時間の補助で68%まで回復したが, 無拍動流補助群では時間とともに減少し, 有意差を認めた. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : | LVAD, 拍動流, 無拍動流, 遠心ポンプ, 腎循環 |