アブストラクト(46巻12号:The Japanese Journal Of Thoracic And Cardiovascular Surgery)

Title : 初回手術後15年目に肺転移を来した浸潤性胸腺腫再発巣切除の1例
Subtitle :
Authors : 鈴木龍介, 近藤圭一郎, 本郷弘昭, 森毅, 北村信夫
Authors(kana) :
Organization : 熊本大学医学部第1外科
Journal : The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY
Volume : 46
Number : 12
Page : 1358-1362
Year/Month : 1998 / 12
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 症例は57歳, 男性. 15年前に浸潤性胸腺腫, 重症筋無力症の診断で拡大胸腺胸腺腫摘除術, 術後照射を受けた. 術後重症筋無力症は改善せず, ステロイド投与を受けていた. 今回左中肺野の異常陰影 を指摘され当院紹介, 胸部単純写真・CTでS1+2に5cm大の腫瘤陰影を認め, 気管支鏡でB6入口部は狭窄していた. TBLB, CT下生検ではno malignancy, SCC抗原は高値で原発性肺癌の疑いで左下葉切除・上葉部分切除・R2郭清を行った. HE染色で15年前の病理像と一致したため, 胸腺腫の肺転移と判断した. 術後気管支断端瘻治療中に右心不全を来し死亡したが, 剖検所見を含めて報告する.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 胸腺腫, 浸潤性胸腺腫, 肺転移, 遠隔期再発,重症筋無力症
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