アブストラクト(46巻1号:The Japanese Journal Of Thoracic And Cardiovascular Surgery)

Title : 多発性肺梗塞を合併した活動期感染性心内膜炎の3治験例―手術時期の決定について―
Subtitle :
Authors : 津久井宏行, 小原邦義, 秋本剛秀, 向井田昌之, 阿部恒平
Authors(kana) :
Organization : 聖路加国際病院心臓血管外科
Journal : The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY
Volume : 46
Number : 1
Page : 75-80
Year/Month : 1998 / 1
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 右心系活動期感染性心内膜炎の手術時期の決定に関しては, 今までにも多くの検討がなされてきたが, 肺梗塞を合併した症例に対する手術時期の検討はほとんどなされていない. 今回, われわれは多発性肺梗塞を合併した活動期感染性心内膜炎3例を経験し, いずれの症例も良好な結果を得たので文献的考察を加えて報告する. 症例 症例1:53歳, 男性. 主訴:呼吸困難. 既往歴:二三時より, 心室中隔欠損症(VSD)を指摘されていたが放置していた. 48歳時より, 高血圧を指摘されていた. 現病歴:1994年12月下旬, 歯科治療を契機に微熱が持続するようになった. 1995年1月下旬から, 呼吸困難が出現するようになり, 1月30日, 当院救急外来を受診した. 入院時所見:身長168cm, 体重59.0kg. 血圧136/62mmHg. 発熱37.8℃. 顔面蒼白, 四肢冷感が著明で, 会話は困難な状態であった.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 右心系感染性心内膜炎, 肺梗塞, 手術時期
このページの一番上へ