| Title ： |
開心術における術前自己血貯血法-年齢因子からみた検討- |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
増田宏, 森山由紀則, 山岡章浩, 四元剛一, 岩村弘志, 井畔能文, 渡辺俊一, 下川新二, 豊平均, 平明 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
鹿児島大学医学部第２外科 |
| Journal ： |
The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY |
| Volume ： |
46 |
| Number ： |
3 |
| Page ： |
267-273 |
| Year/Month ： |
1998 / 3 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
開心術における貯血式自己血輸血法（preoperative autologous donation（PAD）of blood）を年 齢因子の面から検討した. 対象は成人開心術症例246例で, PADは術前平均4.5週から単純貯血法又は戻し貯血法で行い, 全血として平均1,726mlを貯血した.手術は40歳未満（L群n＝51）で心房中隔欠損口閉鎖術（ASD）, 40～59歳（M群n＝83）と60歳以上（H群n＝112）で大動脈弁又は僧帽弁置換術（AVR, MVR）が多かった. また冠状動脈バイパス術（CABG）はH群で最も多かった. 同種血輸血回避率はL群82.3％, M群80.7％, H群61.6％で, H群で有意に低かった. 高齢になるほど循環血液量, 貯血開始時Hb値が低値をとる傾向にあり, 術前貯血量も有意に低かった（M群1,987±63ml, H群1,610±60ml：p＜0. 05, Mvs.H）. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
貯血式自己血輸血法, 高齢者開心術, 貧血, 造血予備能 |
