アブストラクト（46巻4号：The Japanese Journal Of Thoracic And Cardiovascular Surgery）
| Title ： | 難治性咳嗽を伴った先天性気管支閉鎖症に対する胸腔鏡下右上葉切除による1治験例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 内田徹郎, 大泉弘幸, 藤島丈, 由岐義広, 島崎靖久 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 山形大学医学部第2外科 |
| Journal ： | The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY |
| Volume ： | 46 |
| Number ： | 4 |
| Page ： | 385-388 |
| Year/Month ： | 1998 / 4 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 症例は37歳, 女性. 難治性咳嗽を主訴に右上肺野の腫瘤陰影を指摘された. 胸部CTでは右S2の腫瘤陰影と気管支のmucoid impaction様陰影を認め, 気管支鏡検査では, 右上幹分枝はB1とB3の2分枝のみであった. 手術は胸腔鏡下に右上葉切除術を行い, 術後は咳嗽の軽快をみた. 切除標本では中枢側の気道と交通を持たない気管支腔内に粘液が充満し, 末梢肺は器質化した炎症像を認め, 先天性気管支閉鎖症に感染を併発したものと診断した. 本症は良性疾患であり, 比較的若年者に多いため胸腔鏡手術の良い適応と考えられた. 数年来の難治性咳嗽を伴った37歳女性の先天性気管支閉鎖症に対して胸腔鏡下右上葉切除を行い, 咳嗽が完全に消失し良好な結果を得たので若干の文献的考察を加えて報告する. 症例 症例:37歳, 女性. 主訴:咳嗽. 既往歴:甲状腺機能亢進症. 家族歴:特記すべきことなし. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 先天性気管支閉鎖症, 胸腔鏡手術 |
