アブストラクト(46巻5号:The Japanese Journal Of Thoracic And Cardiovascular Surgery)

Title : 心内膜ペースメーカー電極抜去術10例の検討
Subtitle :
Authors : 長谷川滋人, 森本大成, 松山南律, 岡本順子, 澤田吉英, 近藤敬一郎, 麻田邦夫, 佐々木進次郎
Authors(kana) :
Organization : 大阪医科大学胸部外科
Journal : The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY
Volume : 46
Number : 5
Page : 421-427
Year/Month : 1998 / 5
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 近年心内膜電極は, 先端部の改良により固定性が向上した反面, 抜法が必要な場合にはその困難性が問題となる. 1992年3月から1997年3月までの5年間に当教室で心内膜電極抜去を行った10例(男性7例, 女性3例)について, その抜去法を中心に検討を加えた. 年齢は48歳から87歳までの平均60歳で, 電極抜去の理由は感染7例(ポケット感染6例, 敗血症1例), ポケット部皮膚壊死1例, 心室電極離断による右房内電極遺残1例, リコールされた電極の破損1例である. 抜去法としては, 経静脈的に抜去キットを使う方法, 経静脈的にSnare及びBasket鉗子などの他のdeviceを使用する方法, 開胸下に行う方法(非体外循環下, 体外循環下), 及びそれらを組み合わせて抜去する方法を採用した. 抜去キットのみを使用して抜去を試みた症例は10例中8例12本(心房6本, 心室6本)で, 心房電極6本のうち成功は5本(成功率83.3%)で, 不成功の1本は開胸法にて抜去した.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : ペースメーカー, 心内膜電極, 抜去法, 感染
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