アブストラクト(46巻5号:The Japanese Journal Of Thoracic And Cardiovascular Surgery)

Title : 弁膜症手術後早期回復の試み
Subtitle :
Authors : 中山光由, 江石清行, 中野清治, 畔政和*, 公文啓二**
Authors(kana) :
Organization : 国立循環器病センター心臓血管外科, *国立循環器病センター麻酔科, **国立循環器病センター外科系集中治療科
Journal : The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY
Volume : 46
Number : 5
Page : 428-431
Year/Month : 1998 / 5
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 開心術後の早期回復・早期退院・効率的ICU運用に関して様々な試みが報告されているが, 冠状動脈バイパス手術に関連したものがほとんどである. われわれは弁膜症手術後の早期回復を得るために, 1995年6月から, 少量フェンタネスト・常温体外循環・心筋保護改良を骨子とした工夫を行ってきた. 術前NYHAIII以下, 心停止時間3時間以下の弁膜症手術を対象として術後早期信管, 早期回復の成果を報告する. 1995年6月以後に施行された弁膜症手術中本調査の対象となった33例(後期群)においては, 少量フェンタネスト(平均1.7mg・体重当たり32μg/kg)・常温体外循環・Cold Crystalloid/Blood Cardioplegia・Terminal Warm Blood Cardioplegiaを用いた. 対照としたのは1995年5月以前の弁膜症手術33例(前期群)でフェンタネスト平均2.6mg(体重当たり49μg/kg)・中等度低体温体外循環・Cold Crystalloid Cardioplegiaが用いられた.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 早期回復, 早期抜管, 弁膜症手術
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