アブストラクト(46巻5号:The Japanese Journal Of Thoracic And Cardiovascular Surgery)

Title : Loffler心内膜心筋炎に対して外科的治療を施行した1例
Subtitle :
Authors : 田村昌也, 関雅博, 坪田誠, 遠藤将光, 常塚宣男, 佐藤日出夫
Authors(kana) :
Organization : 石川県立中央病院心臓血管外科
Journal : The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY
Volume : 46
Number : 5
Page : 450-454
Year/Month : 1998 / 5
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : Loffler心内膜心筋炎に対して外科的治療を施行したので報告する. 症例は32歳, 男性. 心不全症状が出現し, 次第に増悪した. 好酸球は64%と著明な増加を認めた. UCG及び心臓カテーテル検査にて両心室心内膜の肥厚, 及び心室の拡張障害の所見が得られた. Loffler心内膜心筋炎と診断し内科的治療を開始したが, 症状は増悪傾向を示したため開心術を施行した. 両心室の心内膜面は血栓と思われる腫瘤で覆われており, 肥厚した心内膜と共にこれを摘出した. 同時に僧帽弁置換術も行った. 術後外泊が可能なまでに回復したが術後15日目, 右室心尖部に内膜の再度肥厚を認めた. 術後1カ月目に好酸球数は11万/mm3まで上昇し, 左心不全で死亡した. Loffler心内膜心筋炎は末梢血中の好酸球増多に合併する心内膜炎を特徴とする. 両心室の心尖を中心に壁在血栓を形成し, 心内膜はびまん性に肥厚する.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 好酸球増多症, Loffler心内膜心筋炎, 心内膜心筋繊維症, 心内膜剥離術
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