| Title ： |
脳膿瘍と感染性脳動脈瘤を合併した感染性心内膜炎の1手術治験例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
中谷充, 沖本光典*, 阿部弘幸*, 佐藤章*, 渡辺義郎**, 中島伸之 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
千葉大学医学部第1外科, *千葉県救急医療センター外科, **千葉県救急医療センター脳神経外科 |
| Journal ： |
The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY |
| Volume ： |
46 |
| Number ： |
7 |
| Page ： |
647-650 |
| Year/Month ： |
1998 / 7 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
脳膿瘍及び未破裂の感染性脳動脈瘤を合併した感染性心内膜炎の1症例を経験し, 抗生剤投与により脳膿瘍と感染性脳動脈瘤を消失させた後に僧帽弁形成術を施行し良好な結果を得た. 感染性脳動脈瘤を合併した感染性心内膜炎では, 弁形成術は再感染の危険が少なく抗凝固療法が不要であり, また, 遠隔成績も良好であるため, 積極的に弁形成術を選択すべきと考える. 感染性心内膜炎では神経学的合併症を20～40％に認めるが,脳塞栓の合併頻度が高く,脳膿瘍や感染性脳動脈瘤の合併はまれである1). 感染性脳動脈瘤は適切な抗生剤投与により81％が消失又は縮小すると報告されているが2),その自然歴はいまだ不明である1)3). 感染性脳動脈瘤の破裂による死亡率は待機的手術に比べて高いため積極的に手術を行うべきである3)～5)との報告もあり,case-by-caseで治療法が選択されてきた6)7). |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
感染性心内膜炎, 脳膿瘍, 感染性脳動脈瘤, 僧帽弁形成術 |
