アブストラクト(46巻9号:The Japanese Journal Of Thoracic And Cardiovascular Surgery)

Title : 高齢心筋に対するIschemic preconditioningの心筋保護効果とその有用性に関する検討‐成熟心筋との比較における基礎的研究‐
Subtitle :
Authors : 植松正久*,**, 岡田昌義**
Authors(kana) :
Organization : *Division of Cardiothoracic Surgery, Beth Israel Deaconess Medical Center and Harvard Medical School, **神戸大学医学部第2外科
Journal : The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY
Volume : 46
Number : 9
Page : 833-845
Year/Month : 1998 / 9
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : Ischemic preconditioning(IPC)は実験的にも臨床的にもその有用性が証明されているが, 高齢心筋に対するその効果は不明である. 今回われわれは, 高齢心筋のIPCの効果を成熟心筋と比較した. 高齢家兎(>135週, 体重3~7kg)18羽, 成熟家兎(15~20週, 体重3~5kg)18羽の計36羽を用い, 以下のように分類した. (1)虚血なしの単純灌流心(対象群, n=6), (2)30分の虚血後, 120分の再灌流を行った群(虚血群, n=6), (3)30分の虚血直前に5分間の虚血と再灌流を付加した群(IPC群, n=6)の3群間で心機能面, 梗塞範囲から検討した. 高齢心筋, 成熟心筋ともにIPC群では, 虚血後の心機能回復は, 改善傾向を示したが, 高齢心筋では, むしろ回復が遅延した. しかし, 高齢心筋では, 冠灌流量はむしろ良好に維持されていた.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : Ischemic preconditioning, 心筋虚血, 高齢化, 心筋保護, 梗塞範囲
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