アブストラクト(46巻10号:The Japanese Journal Of Thoracic And Cardiovascular Surgery)

Title : 転移性肺腫瘍に対する局所化学療法の実験的検討‐isolated lung perfusion及びpulmonary artery infusion‐
Subtitle :
Authors : 大宮英泰, 町田浩久, 齊藤幸人, 今村洋二, 岡村明治*
Authors(kana) :
Organization : 関西医科大学胸部外科, *関西医科大学中検病理
Journal : The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY
Volume : 46
Number : 10
Page : 976-982
Year/Month : 1998 / 10
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 目的:転移性肺腫瘍の予後改善を目的としisolated lung perfusion(ILP)及びpulmonary artery infusion(PAI)による局所化学療法の有効性, 安全性に関する実験的検討を行った. 対象と方法:雄性F344ラット左肺を用いてcisplatin(CDDP)及びfluorouracil(5-FU)によるILP及びPAI施行後, 左肺及び血清薬剤濃度を測定し静注群(IV)と比較すると共に, 灌流肺の組織学的検討も行った. CDDP群では腎濃度も測定した. ILPでは肺動静脈遮断後肺動脈カテーテルから薬液を灌流, 肺静脈切開部より流出する灌流液を回収した. 薬液灌流後生理食塩水でwashoutし灌流を終了した. PAIもILP同様, 肺動脈カテーテル留置後薬液を0.2ml注入し20分間左肺血流を停止した上で遮断解除した. いずれも血流再開5分後に検体を採取した.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 転移性肺腫瘍, 局所化学療法, ILP, PAI
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