アブストラクト(46巻10号:The Japanese Journal Of Thoracic And Cardiovascular Surgery)

Title : 逆行性脳灌流における脳浮腫発生に関する実験的検討
Subtitle :
Authors : 津留祐介, 田林晄一
Authors(kana) :
Organization : 東北大学医学部胸部外科
Journal : The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY
Volume : 46
Number : 10
Page : 992-999
Year/Month : 1998 / 10
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 逆行性脳灌流法の安全性を検討するため, 灌流後の脳浮腫発生に注目し順行性脳灌流との比較を行った. 更に脳浮腫軽減の目的で薬剤を投与し, その有効性に関して検討した. 雑種成犬28頭を用い, 順行性灌流群, 逆行性灌流群, 逆行性灌流+脳保護薬剤投与群の3群に分類した. 咽頭温20℃で90分間の順行性又は逆行性脳灌流を行った後復温し, 血液脳関門の破綻を調べるためにevans blue(EB)を静脈内投与して更に30分灌流した. 薬剤投与群では脳灌流中にmannitol, thiopental sodium, meth・ylprednisoloneの持続投与を行った. 逆行性灌流群では灌流後に頭蓋内圧の急激な上昇がみられたのに対し, 順行性灌流群では上昇はほとんどみられなかった(26.4±9.4mmHg vs. 11.2±3.6mmHg). 脳組織水分含有率及び脳実質内に漏出したEB量は順行性灌流群に比べて逆行性灌流群で有意に高値であった.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 逆行性脳灌流, 脳浮腫, 血液脳関門, エバンスブルー
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