アブストラクト(46巻10号:The Japanese Journal Of Thoracic And Cardiovascular Surgery)

Title : 縦隔腫瘍と鑑別が困難であった結核性肉芽腫性縦隔炎, 収縮性心膜炎の1手術例
Subtitle :
Authors : 金光尚樹, 辰巳明利*, 中村隆澄, 北村文夫
Authors(kana) :
Organization : 高知市立市民病院心臓血管外科, *高知市立市民病院呼吸器外科
Journal : The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY
Volume : 46
Number : 10
Page : 1020-1023
Year/Month : 1998 / 10
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 症例は40歳, 男性. 1993年5月から前胸部痛を自覚. 近医受診し心嚢液貯留を指摘された. ツ反強陽性のため抗結核剤を投与されたが, 心嚢液減少も右胸水の増加を認め, 胸水検査の結果, ADA20. 4 IU/1, 結核菌陰性であった. 心エコー検査にて右室側の心膜肥厚と右室内圧較差を認め, 胸部CTでも心膜の著しい肥厚による右室圧迫, また心膜に連続して縦隔に低吸収域の腫瘤影, 右肺門リンパ節の腫大を認めた. 以上より, 結核性の肉芽腫性縦隔炎と収縮性心膜炎を疑ったが, 縦隔腫瘍の心外膜への進展も否定できないため手術を施行した. 肥厚した心膜の一部と胸腺内の小結節は, いずれも炎症性の肉芽腫で腫瘍細胞は認めなかった. 結核による収縮性心膜炎を合併した肉芽腫性縦隔炎と診断し, 心膜を可及的に切除した. 術後4年現在, 経過良好である.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 肉芽腫性縦隔炎, 縦隔結核, 結核性収縮性心膜炎
このページの一番上へ