アブストラクト（46巻11号：The Japanese Journal Of Thoracic And Cardiovascular Surgery）
| Title ： | 肺高血圧症を合併した心室中隔欠損症の双生児手術例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 小林光伸, 石川進, 大滝章男, 曽根克彦*, 小須田貴史*, 森下靖雄 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 群馬大学医学部第2外科, *群馬県立小児医療センター |
| Journal ： | The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY |
| Volume ： | 46 |
| Number ： | 11 |
| Page ： | 1152-1155 |
| Year/Month ： | 1998 / 11 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 症例は2歳5カ月の一卵性双胎女児で, 生後5日目に心雑音を指摘され, 心室中隔欠損症（VSD）の診断で外来で利尿剤, 強心剤, a1-blockerの投与をうけていた. 2歳時に心臓カテーテル検査が施行され, ともに中等度肺高血圧を伴ったKirklin分類II型のVSDと診断され, 手術予定であったが, 2子ともに上気道感染を併発し, 結果として2歳5カ月時に同時期にともに根治手術（VSDパッチ閉鎖）をうけ, 術後経過は良好であった. ともに肺高血圧を伴ったVSDの一卵性双生児の手術症例の報告は本症例が2組目であり, 極めてまれと考えられた. ともに中等度の肺高血圧を伴った, 心室中隔欠損症(VSD)の一卵性双生児のまれな手術症例を経験したので, 文献的考察を加えて報告する. 症例 患者:2歳5カ月の女児, 双胎第1子及び第2子. 主訴:心雑音, 発育遅延, 及び易感染1性. 現病歴:1991年6月, 胎生36週3日で双胎第1子(2,200g)及び第2子(2,378g)として出生した. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 一卵性双生児, 心室中隔欠損症, 肺高血圧症 |
