| Title ： |
慢性収縮性心膜炎を合併した慢性A型解離の一期的手術治験例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
浅野宗一, 村山博和, 渡邊裕之, 瀬崎登志彰*, 中川康次, 龍野勝彦 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
千葉県循環器病センター心臓血管外科, *千葉県循環器病センター麻酔科 |
| Journal ： |
The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY |
| Volume ： |
46 |
| Number ： |
11 |
| Page ： |
1186-1189 |
| Year/Month ： |
1998 / 11 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
症例は23歳, 男性. 生来健康. 慢性収縮性心膜炎・大動脈弁輪拡張症・大動脈弁閉鎖不全の診断で 当院紹介となり, 血管造影で上記に加え慢性A型解離を認めた. Marfan症候群等結合組織疾患を示唆する所見はなかった. 手術は部分体外循環併用で心膜切除後, Bentall変法を行い, 脳分離体外循環を追加し弓部大動脈全置換術を施行した. 心嚢内には限局して陳旧性の血腫があり, A型解離急性期の心嚢内への血液漏出が慢性収縮性心膜炎の原因と推察された. 患者は中枢神経症状無く覚醒し, 翌日好意し術後35日目に退院した. 慢性収縮性心膜炎を併発したA型解離は非常にまれであり, 今後同様の症例の治療の一助になると考え報告する. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
大動脈解離, 慢性収縮性心膜炎, 大動脈弁輪拡張症 |
