アブストラクト(46巻12号:The Japanese Journal Of Thoracic And Cardiovascular Surgery)

Title : 冠状動脈バイパス手術症例における術前Magnetic resonance angiographyによる頭頸部血管病変と術後脳合併症
Subtitle :
Authors : 小山忠明, 望月高明, 三井法真, 丸井晃
Authors(kana) :
Organization : あかね会土谷総合病院心臓血管外科
Journal : The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY
Volume : 46
Number : 12
Page : 1247-1252
Year/Month : 1998 / 12
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 1994年2月から1997年1月に施行したcoronary artery bypass grafting(CABG)146例中102例に術前magnetic resonance angiography(MRA)を施行し, 38例(36.9%)で頭頸部血管に狭窄病変を認めた. このうち2例は上行大動脈病変を合併し, 人工心肺非使用下CABGを行った. MRAで狭窄病変は認めなかったが, 他の合併症のため7例に人工心肺非使用下CABGを行った. またこれとは別にCABGを予定していたが, 内頸動脈の一側閉塞とその末梢の造影不良を認めた1例はPTCAを選択した. これら10例を除く人工心肺使用下CABG93症例を対象とした. MRAで狭窄病変のなかった58例をコントロール群(C群), 70%未満の狭窄26例を軽度狭窄群(S群), 70%以上の狭窄9例を高度狭窄群(SS群)とした. S群, SS群とも病変部より末梢動脈の造影は良好であった.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 頭頸部MRA, 冠状動脈バイパス術, 脳血管狭窄病変, 術後脳合併症, 体外循環灌流圧
このページの一番上へ