アブストラクト（46巻12号：The Japanese Journal Of Thoracic And Cardiovascular Surgery）
| Title ： | フィブリン接着剤の肺手術創適用後の体内動態に関する実験的検討 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 大宮英泰, 齊藤幸人, 今村洋二, 岡村明治* |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 関西医科大学胸部外科, *関西医科大学中検病理 |
| Journal ： | The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY |
| Volume ： | 46 |
| Number ： | 12 |
| Page ： | 1275-1278 |
| Year/Month ： | 1998 / 12 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 目的：フィブリン接着剤は現在各科領域において広く利用されているがその体内動態に関する報告は少なく, いまだ不明な点も多い. そこで今回われわれはフィブリン接着剤の肺手術創適用後の体内動態に関し検討するために以下の実験を行ったので報告する. 対象と方法：実験には雄性Sprague Dawley系ラットを用いた. 全身麻酔下左開胸を施行し左肺を露出, 左肺に長さ約1cm, 深さ約1mmの切開創を加えた後これを9-0ナイロン糸にて縫合閉鎖し同部に125I標識フィブリノゲン含有フィブリン接着剤を塗布し閉胸した. 術後1, 3, 7, 14日目における左胸, 右肺, 肝, 腎及び血中の放射能を測定し放射能分布量及び放射能濃度を算出した. 結果：適用部位である左肺における放射能分布量は他の部位と比較し術後1及び3日目において有意に高値を示した. 一方, 左肺における放射能濃度は術後7日目に至るまで他のいずれの部位よりも有意に高値を示した. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | フィブリン接着剤, 体内動態, 肺手術創, 創傷治癒 |
