| Title ： |
左肺動脈起始異常を伴う肺動脈弁欠損症候群に対する遠隔期再手術の経験 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
筑後文雄, 北川哲也, 堀隆樹, 増田裕, 川人智久, 加藤逸夫 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
徳島大学医学部心臓血管外科 |
| Journal ： |
The Japanese Journal of THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY |
| Volume ： |
46 |
| Number ： |
12 |
| Page ： |
1329-1333 |
| Year/Month ： |
1998 / 12 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
左肺動脈起始異常を伴う肺動脈弁欠損症候群に対する外科治療の24年後に呼吸器症状が出現し, 再手術を要した1例を経験した. 著明に拡大した右肺動脈が左右主気管支を圧迫しており, これが呼吸器症状の原因と考えられた. 初回手術時に肺動脈弁は挿入されず, 術後に肺動脈狭窄と逆流が残存し, また遅すぎた起始異常左肺動脈の再建のため, 右肺高血圧が持続し, 右肺動脈拡大を助長したと思われた. 再手術では生体弁付き導管を用いた右室流出路再建と右肺動脈の縫縮を行った. 術後呼吸器症状は消失し, 術後2年現在経過良好である. 左肺動脈起始異常を伴う肺動脈弁欠損症候群に対する外科治療1)の24年後に呼吸器症状が出現し, 再手術を要した1例を経験した. 本症の呼吸器症状の出現と外科治療につき若干の考察を加え報告する. 症例 症例:38歳, 女性. 主訴:咳噺. 家族歴:特記すべきことなし. 現病歴：生後2ヵ月時に心雑音を指摘され, 5歳ごろまで呼吸器感染を繰り返していた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
肺動脈弁欠損症候群, 一側肺動脈起始異常, 肺動脈瘤, 気管支圧迫, 肺動脈弁挿入 |
