アブストラクト(6巻8号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 上葉炎の臨床並びに病理學的研究 第1編 臨床編 |
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Subtitle : | |
Authors : | 井田一彦, 篠井金吾 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京医科大学外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 6 |
Number : | 8 |
Page : | 909-921 |
Year/Month : | 1958 / 8 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | [第I章 諸言並びに文献概要] 右肺上葉炎(La lobitte superieure droite)はL.Bernard, Bethoux, 篠原氏等によれば右肺上葉に限局した結核性或は非結核性病変のものでL.Dunnerの言う右肺上葉病変群(Recht Oberlappenkomplex)は肺結核の一特異型のもので, 上葉限局病変型の疾患であるし, これらの疾患についての従来の研究業績は, 殆んどX線的研究に終始し, 病態生理学並に外科病理学的に研究を進めたものは極めて少ない. 私は東京医大外科教室に於て篠井教授指導のもとに此等上葉炎の症例につき研究し, 本症候群のX線像を再検討するとともにその病態生理学的並びに病理学的の究明を試みた. 右上葉炎の名称は1923年にL. Bernard等が右上葉肺結核の限局型として記載したのが初めてゞ,その後Rist(1916)が結核性病変が上葉に限局せるものの存在を記載しており又, Ameuille(1921)も同様な症例について述べている. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |