アブストラクト(13巻1号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 僧帽弁狭窄症における血液-空気関門とくに基底膜を中心とした手術前後の肺胞拡散能力の変動 |
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Subtitle : | 原著特掲 |
Authors : | 山口定見, 宮本忍 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 日本大学医学部第2外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 13 |
Number : | 1 |
Page : | 12-33 |
Year/Month : | 1965 / 1 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「I) 緒言」近年心臓疾患にたいする外科的療法は驚異的な発展をとげ, とくに僧帽弁狭窄症の外科療法の進歩と普及は最もめざましいものの1つである. また本疾患にたいする病態生理学的研究も多くの角度から行われてきているが, とくに肺高血圧症をともなつた本疾患の治療成績を向上させるためには術前の適応判定基準を確立し, その限界を知ることが重要と思われる. これに関し従来より機能面及び形態面より数多くの研究が行われ, 前者ではCarroll1), Fowler2)及びForster3)らにより, また我が国では宮本4), 瀬在5), 坂野6)らにより, 主として肺胞拡散を中心として研究が行われた. 形態面では近時電子顕微鏡の出現により, 肺胞の微細構造が明らかとなり, Schulz7), Hatt8)らによる僧帽弁狭窄症における肺構造変化に関する研究がある. また蟹田9)は肺の微細構造変化と心肺動態との関係について論じている. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |