アブストラクト(18巻11号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 膜型人工肺による常温下ならびに超低体温下長時間体外循環 |
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Subtitle : | 原著 |
Authors : | 清水健 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 名古屋大学医学部第1外科 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 18 |
Number : | 11 |
Page : | 997-1005 |
Year/Month : | 1970 / 11 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「緒言」いわゆる長時間体外循環の長さはそれほど長いものでないことはすでに証明されている. Galletti1)らは常温下低流量部分循環を用いて10時間の体外循環をおこない, 60%の長期生存例をえている. しかしながら完全体外循環, あるいは超低体温の場合は2時間ないし3時間が生存の限界と考えられる. 血流遮断を伴つた超低体温体外循環の可能性もこの時間とほぼ同じものと思われる. この研究は, 体外循環と低体温のそれぞれ2つのfactorが, 長時間体外循環の死亡率, および罹患率におよぼす影響についてなされたものである. この研究には, 最も血液破壊の少ない酸素附加装置である膜型人工肺が用いられた. この装置は, 同種血反応をさけるために血液を全く使用せず, 生理食塩水で充てんされた. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |