アブストラクト(23巻9号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 本邦におけるAnnulo-aortic ectasisの外科治療の現況
Subtitle :
Authors : 川島康生, 浜路政靖
Authors(kana) :
Organization : 大阪大学第1外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 23
Number : 9
Page : 1091-1098
Year/Month : 1975 / 9
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : Annulo-aortic ectasiaは上行大動脈の動脈瘤で大動脈弁輪を包含してその拡大をきたしたものであり, 種々の成因によるものが含まれている. 本症の外科治療に際しては動脈瘤の処置とともに, 大動脈弁に対してもなんらかの処置を施さねばならないことが多い. したがつて, その手術成績は必らずしも良好とは言い難く, 胸部大動脈瘤の中でも特殊な範疇に属するものと言えよう. 著者は第27回日本胸部外科学会総会におけるシンポジウム“胸部大動脈瘤”において報告1)を行うにあたり, 本邦胸部外科関係施設に対して本症に関するアンケート調査を依頼した. 幸い56施設から貴重な経験に基づく御報告を頂くことができ, 教室における経験と合わせてこれらを同学会に報告した. 本論文の目的は, この57施設からのアンケートの集計結果を報告するとともに, 本邦における本症外科治療の現況について検討せんとするものである.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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