| Title ： |
上大静脈における巨大なIdiopathic Aneurysmal Dilatationの1手術例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
川井田孝, 入来敦久, 田中俊正, 小代正隆, 馬場国昭, 三谷惟章, 下田健志, 柚木健一郎, 牧光紘, 西満正, 平明*, 吉井紘興** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
鹿児島大学第1外科, *鹿児島大学第2外科, **鹿児島大学第1病理 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
25 |
| Number ： |
8 |
| Page ： |
1074-1079 |
| Year/Month ： |
1977 / 8 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
「緒言」 先天性心血管系の奇型の合併, あるいは外傷などの誘因を伴わず, 上大静脈の異常拡張をきたす, いわゆるidiopathic aneurysmal dilatationは極めて稀な疾患である. 欧米では1950年Abbott1)の報告以来, 数例の報告を見るにすぎず, いまだ本邦での報告をみない. また本疾患は稀ではあるが縦隔腫瘍との鑑別に際しても念頭におく必要があり, われわれも縦隔腫瘍と誤診し, 手術の結果, 上大静脈の巨大なidiopathic aneurysmal dilatationと判明した症例を経験したので文献的考察を加えて報告する. 症例: 37歳. 女子. 家族歴, 既往歴に特記すべきことなく, また外傷の既往もない. 現病歴: 正常分娩下に出産, 生来健康で農作業に従事. 昭和47年9月集団検診にて胸部の異常陰影を指摘されたが自覚症状なく放置. 昭和48年9月再度集検にて異常陰影を指摘され, 昭和49年2月当科に入院. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
Idiopathic aneurysmal dilatation, Venous aneurysm, Aneurysmal dilatation of S.V.C., Congenital venous cyst, 上大静脈瘤 |
