Title : |
冠動脈異常を伴うFallot四徴症に対する二期的心内修復術(術式の呈示と3症例の臨床像の解析) |
Subtitle : |
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Authors : |
島津和彦, 中沢誠*, 黒沢博身, 今井康晴, 和田寿郎 |
Authors(kana) : |
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Organization : |
東京女子医科大学日本心臓血圧研究所外科, *東京女子医科大学日本心臓血圧研究所小児科 |
Journal : |
日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : |
29 |
Number : |
3 |
Page : |
461-471 |
Year/Month : |
1981 / 3 |
Article : |
報告 |
Publisher : |
日本胸部外科学会 |
Abstract : |
右室流出路を主要冠動脈が横断する冠動脈異常を伴うFallot四徴症3例に対してBrock手術に再注目し, external conduit repairを避ける目的で二期的心内修復術を施行した. すなわち第1期手術として右室流出路の拡大のみを行い, 流出路の発育を待ち, 第2期手術としてVSD閉鎖を行う術式である. 結果として3例中2例でexternal conduit repairを避けえた. 流出路狭窄を形成する要素が通常の形態の同症に対しては, 充分な流出路狭窄解除が得られ, 第1期手術後左→右短絡となり, 第2期手術でVSDを閉鎖した. 流出路狭窄を形成する要素が通常と異なる円錐中隔全欠損型VSDの同症では, 充分な流出路狭窄解除は得られず第2期手術でVSD閉鎖とexternal conduit repairを行った. 本術式を施行するにあたり最も問題となることは, 第1期手術から第2期手術までの間の心不全である. |
Practice : |
臨床医学:外科系 |
Keywords : |
Tetralogy of Fallot, Coronary anomaly, Brock's operation, External conduit repair, Two stage intracardiac repair |