Title : |
同種大動脈弁による僧帽弁置換術の術後11年経過した2症例の弁機能について |
Subtitle : |
症例 |
Authors : |
中埜粛*, 北村惣一郎*, 広瀬一*, 大西健二*, 松田暉*, 白倉良太*, 島崎靖久*, 佐藤重夫*, 酒井敬*, 榊原哲夫*, 川島康生*, 松田康雄**, 友田隆** |
Authors(kana) : |
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Organization : |
*大阪大学医学部第1外科, **大手前病院外科, 心臓外科 |
Journal : |
日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : |
29 |
Number : |
11 |
Page : |
1830-1834 |
Year/Month : |
1981 / 11 |
Article : |
報告 |
Publisher : |
日本胸部外科学会 |
Abstract : |
同種大動脈弁を用いた僧帽弁置換術の術後11年以上経過した2症例について, 心臓カテーテル検査, 超音波検査を施行しその弁機能について検索した. 1. 心臓カテーテル検査を行った1例では, mean diastolic gradient 7.5mmHg, 有効弁口面積は0.98cm2で狭窄所見を認めたが, 同種弁のcusp自体には軽度の肥厚を認めるのみであった. 弁逆流は認めなかった. 2. 超音波検査では2症例ともcuspの可動性は良好であることが確認されたが, 同種弁をmountしているテフロン布の円筒径が移植時に比し縮少してこれにより狭窄所見を呈していることが明らかとなった. 3. これは弁輪ないし左房壁の縫着部周囲の瘢痕性収縮によるものと考えられた. |
Practice : |
臨床医学:外科系 |
Keywords : |
同種大動脈弁, 僧帽弁置換術 |