アブストラクト（30巻3号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 弓部～下行大動脈瘤に対する上行─腹部大動脈永久バイパス法の4例 |
|---|---|
| Subtitle ： | 症例 |
| Authors ： | 小田桐重遠*, 川田光三, 相馬康宏, 今村洋二, 井上正, 宮崎泰弘** |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 慶応義塾大学医学部外科, *産業医科大学第2外科, **国立療養所松戸病院外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 30 |
| Number ： | 3 |
| Page ： | 437-444 |
| Year/Month ： | 1982 / 3 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 下行大動脈の人工血管置換後の感染性吻合部瘤, distal archから全胸部下行大動脈にわたる広範囲の動脈瘤, 弓部, 下行大動脈の高安動脈炎による動脈瘤, 右胸廓成形後の低肺機能を伴うdistal archから下行大動脈にわたる動脈瘤の4例に, 上行大動脈から腹部大動脈に至る永久バイパスを造設し, 動脈瘤を中枢, 末梢側で遮断して瘤を空置, あるいは切除する術式を行った. 1例を中枢側遮断部のリークによる残存動脈瘤の破裂によって失ったが, 他の3例は良好に経過した. 従って本性は症例に応じては選択し得る手技と考え報告した. 弓部大動脈の遠位部より下行大動脈に及ぶ大動脈瘤, または, 胸部下行大動脈瘤の手術に際して, 従来から著者1)～4)は, 左鎖骨下動脈あるいは上行大動脈から左大腿動脈に至る人工血管による一時的体外バイパス下に, 大動脈を遮断して直接瘤に到達し, 人工血管置換を行う手技を原則として選択してきた. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 弓部～下行大動脈瘤, 瘤空置, Asecnding aorta-abdominal aorta bypass, Extra-anatomical bypass. |
