アブストラクト(30巻6号:日本胸部外科学会雑誌)
| Title : | 肺動脈左房直接交通症の1例 |
|---|---|
| Subtitle : | 症例 |
| Authors : | 伊藤寿記*1, 伊豆蔵正明*1, 仲原正明*1, 村田紘崇*1, 横田博雅*1, 児玉和久*2, 北村惣一郎*3, 川島康生*4 |
| Authors(kana) : | |
| Organization : | *1大阪警察病院心臓血管外科, *2大阪警察病院循環器科, *3奈良県立医科大学第3外科, *4大阪大学医学部第1外科 |
| Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume : | 30 |
| Number : | 6 |
| Page : | 1155-1160 |
| Year/Month : | 1982 / 6 |
| Article : | 報告 |
| Publisher : | 日本胸部外科学会 |
| Abstract : | 肺動脈左房直接交通症は, 文献上, 本邦での9例を含めて, 22例の報告しか見あたらず, 非常にまれな先天性チアノーゼ性心疾患である. 本症は, 先天性肺動静脈瘻と症状を類似するが, 解剖学的には, 右肺動脈中枢側より嚢状拡張部を伴う異常血管が直接左房に連絡し, 大量の右─左シャントを認める. 又本症は, 全例右側であり, 肺葉・気管支の異常を伴なうこともあり, 発生学的説明は興味深い. 本疾患の重篤な合併症として, 奇異性栓塞症があり, 発症すれば, 致命的となるため, 手術療法が絶対的適応となる. 我々は, 最近11歳女子の本症を経験し, 異常血管の結紮にて, 良好な経過をたどった1例を報告するとともに, 併せて, これまでの報告例の病型分類及び手術術式に関して若干の考察を加えて報告する. 肺動脈左房直接交通症は, 文献上22例1)~27)の報告しか見当たらず, 非常にまれな先天性チアノーゼ性心疾患である. |
| Practice : | 臨床医学:外科系 |
| Keywords : | 肺動脈左房直接交通症, 右─左シャント(チアノーゼ), 肺静脈還流異常, 奇異性塞栓症 |

