| Title ： |
漏斗胸患者の手術前後の心電図 -P terminal forceの検討- |
| Subtitle ： |
原著 |
| Authors ： |
横山正義, 和田寿郎, 河村剛史, 長柄英男, 板岡俊成, 笠置康, 貝塚秀樹, 白楽淑, 大滝正己, 中島秀嗣, 山口明満 |
| Authors（kana） ： |
|
| Organization ： |
東京女子医科大学第1外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
30 |
| Number ： |
11 |
| Page ： |
1836-1840 |
| Year/Month ： |
1982 / 11 |
| Article ： |
原著 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
30症例の漏斗胸患者心電図を検討した. 最も特徴的な所見は胸部誘導V1, でP波が陰転していることで, そのP terminal forceは-0.104mm secであった. これは重篤な僧帽弁狭窄症患者の所見に匹敵する. 漏斗胸手術後は-0.046mm. secに減少する. 運動負荷を施行しても, 手術前後のP terminal forceは変化しない. V1でP波が陰転する理由は, V1の位置が陥凹していること, 右房, 左房が左側に偏位していること, などのためである. また, 30症例中, 25例に手術前, 右脚ブロック型を認めた. 手術後の右脚ブロック型は18例に減少した. V1のT波は手術前, 全例に陰転していたが, 手術後, 2例に陽転をみた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
漏斗胸, 胸部誘導V1, P波, 胸骨翻転術, 右脚ブロック |
