アブストラクト(38巻3号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 先天性大動脈二尖弁及び四尖弁による弁膜症手術症例の検討 |
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Subtitle : | 原著 |
Authors : | 浜田良宏, 北村惣一郎, 河内寛治, 小林博徳, 森田隆一, 西井勤, 関寿夫, 谷口繁樹, 水口一三, 福富正明 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 奈良県立医科大学第3外科 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 38 |
Number : | 3 |
Page : | 396-400 |
Year/Month : | 1990 / 3 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 大動脈弁置換術106例中12例(11.3%)に先天性大動脈二尖弁を, 1例(1%)に大動脈四尖弁を認めた. 全例Bicer弁による人工弁置換術を行った. 大動脈二尖弁は男性10例, 83%, 女性2例, 17%と男性に高率に, また感染性心内膜炎は2例, 17%と他の病因による大動脈弁疾患より高率に合併していた. ASを呈したのは7例, ARを呈したのは5例で, ASのほうが高齢であった. 大動脈四尖弁は極めて稀であり, われわれが調べ得た範囲では本邦では12例の報告があるにすぎない. 二尖弁12例, 四尖弁1例のいずれも手術死亡, 遠隔死亡(追跡期間7ヵ月~6年7ヵ月, 平均3年7ヵ月)はなく術後経過は良好であった. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : | 大動脈二尖弁, 大動脈四尖弁, 大動脈弁置換術 |