アブストラクト(38巻3号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 17mm Bjork-Shiley弁(Monostrut)による再弁置換術症例-術後の弁機能評価- |
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Subtitle : | 症例 |
Authors : | 畑隆登, 難波宏文, 曽根良幸, 今牧瑞穂, 杭ノ瀬昌彦, 谷口堯 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 心臓病センター榊原病院心臓血管外科 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 38 |
Number : | 3 |
Page : | 518-522 |
Year/Month : | 1990 / 3 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 大動脈弁位生体弁破壊のため著明な溶血性貧血を来した64歳の女性に, 国内で入手可能である最小サイズの17mm Bjork-Shiley弁(Monostrut)を用いて準緊急手術した. 症例の体格は, 体表面積1.2m2であった. 術後の経中隔性心内圧同時測定(Brockenbrough法)では, 心拍数85b/min, 心係数3.00l/min/m2の時, 人工弁圧較差は, 最高収縮期にて9mmHg, Gorlin面積法にて20mmHgであった. これらによって算出された人工弁の有効弁口面積は, 1.0cm2であった. 術後心臓超音波検査では, 左室壁厚に変化なく, ドプラー法による最大圧較差は42mmHgであった. 17mm Bjork-Shiley弁(Monostrut)大動脈弁置換術後, 弁機能評価がBrockenbrough法で可能であったのは, 初めての臨床例と考えられ報告した. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : | 大動脈弁置換術, 狭小大動脈弁輪, 有効弁口面積, Brockenbrough法, Bjork-Shiley弁 |