アブストラクト(38巻7号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : Von Recklinghausen氏病に伴う右迷走神経発生神経線維腫の1手術例
Subtitle : 症例
Authors : 松熊晋, 尾関雄一, 高木啓吾, 菊地敬一, 田中勧, 尾形利郎
Authors(kana) :
Organization : 防衛医科大学校第2外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 38
Number : 7
Page : 1188-1191
Year/Month : 1990 / 7
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : Von Recklinghausen氏病に合併した右迷走神経発生の神経線維腫の1例を経験した. 症例は26歳男性. 定期検診で胸部異常影を指摘され, 精査により縦隔腫瘍の診断で手術を施行した. 腫瘍は右反回神経分岐部直下の迷走神経から発生した神経線維腫であった. 患者は四肢及び体幹に'cafe au lait' spotを認め, Von Recklinghausen氏病に伴う神経線維腫と診断した. 本邦報告例について文献的考察を加えて報告した. 縦隔腫瘍の中で神経性腫瘍の占める割合は高いが, 交感神経や肋間神経から発生するものが多く, 迷走神経由来のものはまれである. われわれはVon Recklinghausen氏病に伴う胸腔内迷走神経由来の神経線維腫を経験したもので文献的考察を加えて報告する. 「症例」症例:26歳, 男性, 会社員 主訴:胸部異常影 現病歴:昭和62年6月, 会社の定期検診で胸部異常影を指摘され, 同年9月, 精査目的で当院に入院した.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 迷走神経腫瘍, 神経線維腫, 縦隔腫瘍, Von Recklinghausen氏病
このページの一番上へ