アブストラクト(41巻9号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 新生児期心臓横紋筋腫の1手術例
Subtitle :
Authors : 安岡高志, 宮本巍, 村田紘崇, 前田信証, 山下克彦, 八百英樹
Authors(kana) :
Organization : 兵庫医科大学胸部外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 41
Number : 9
Page : 1515-1521
Year/Month : 1993 / 9
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 症例は生後12日目の女児. 生後2日目に心雑音を指摘され, 断層心エコー検査で右室流出路肺動脈弁直下及び心室中隔にて腫瘍像を認めた. 右室流出路の腫瘍は可動性を有し肺動脈弁口への嵌頓の危険性があったため, 準緊急で開心術を行い同部位の腫瘍を摘出した. 腫瘍は組織学的には心臓横紋筋腫であった. 術後経過は良好で順調に発育し, 術後7年目の現在再発の徴候がみられず, 心室中隔に遺残腫瘍を認めるが心腔の発育により, 狭窄は呈していない. 本邦における新生児期の心臓横紋筋腫の手術成功例は2例目である.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 心臓横紋筋腫, 新生児開心術, 心臓超音波断層検査, 結節性硬化症
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