| Title ： |
乳房下皮膚横切開兼胸骨正中切開法の臨床経験 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
大谷嘉己, 飯島哲夫, 吉田一郎, 石川進, 大滝章男, 高橋徹, 市川秀昭, 佐藤泰史, 相崎雅弘, 森下靖雄 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
群馬大学医学部第2外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
42 |
| Number ： |
4 |
| Page ： |
516-519 |
| Year/Month ： |
1994 / 4 |
| Article ： |
原著 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
皮膚正中縦切開兼胸骨縦切開法(以下縦切開法)と, 美容面を考慮した乳房下皮膚横切開兼胸骨縦切開法(以下横切開法)を術後遠隔期の創治癒状態及び患者自身の満足度を中心に比較検討した. 対象は開心術及び胸腺腫瘍摘出術を施行した126例で, 内訳は横切開法群70例, 縦切開法群56例であった. 横切開法群に未婚女性が多かった. 体外循環開始までの時間は, 横切開法群が縦切開法群に比べて平均20分長かった. 術後のケロイド発生率は横切開法群で32.9%, 縦隔開法群で46.4%と, 創の治癒状態は横切開法群で良好であった. 皮膚の知覚鈍麻及び乳頭過敏性低下は横切開法群でその頻度が高かったが(横切開法群の31.4%), 女性での創に対する満足度は縦切開法群(36%)に比べて, 横切開法群(96.9%)で有意に(p<0.01)高かった. 横切開法では年齢, 性別及び術式等を十分に考慮した上で適応を決定することが大切である. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
乳房下皮膚横切開, 胸骨正中切開, 開心術, 開胸術 |
