Title : |
David法によるA型大動脈解離合併annulo-aortic ectasiaの2治験例 |
Subtitle : |
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Authors : |
小西敏雄, 樋口和彦, 深田睦, 秋島信二, 石本忠雄 |
Authors(kana) : |
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Organization : |
横浜労災病院心臓血管外科 |
Journal : |
日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : |
45 |
Number : |
4 |
Page : |
611-614 |
Year/Month : |
1997 / 4 |
Article : |
報告 |
Publisher : |
日本胸部外科学会 |
Abstract : |
A型大動脈解離を合併した大動脈弁輪拡張症(以下AAE)の2例に, Davidらの方法(reimplantation)による大動脈弁温存・大動脈基部置換術を施行した. 両例とも大動脈弁逆流を認めたが, 各弁尖は正常と判断した. 使用した人工血管のサイズは, Davidらの計算式を参考にしつつ, 実測弁輪径を基に決定した. 1例は非Marfan急性期例で術後弁逆流は消失し, 他の1例はMarfan慢性期例で術後I度の弁逆流残存を認めたが, 共に退院した. reimplantation法は急性高温では弁輪補強と出血防止に有効であった. 慢性期例で弁輪組織が脆弱でなければ時間効率的にはremodeling法も有効と考えられた. 温存弁の長期耐久性は不明だが, 抗凝固療法が不要なため偽腔血栓化の点で解離合併例に適応する利点がある. 今後, 非AAE例にも適用される機会は拡大しうると考えられた. |
Practice : |
臨床医学:外科系 |
Keywords : |
大動脈弁輪拡張症, 大動脈弁逆流, 大動脈解離, 大動脈弁温存基部再建術, David法 |