アブストラクト(45巻4号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 早期血栓閉塞型急性大動脈解離(Stanford A型)発症による超高齢者(88歳) 胸腹部真性大動脈瘤切迫破裂の1手術治験例
Subtitle :
Authors : 大西裕幸, 湊直樹, 力武一久, 村山順一
Authors(kana) :
Organization : 福岡徳洲会病院胸部心臓血管外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 45
Number : 4
Page : 649-654
Year/Month : 1997 / 4
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 急性大動脈解離(Stanford A型)と胸腹部真性大動脈瘤との合併例は極めてまれであり, その治療方針の決定も難しい. 症例は88歳, 女性. 突然の腰背部痛, 右上肢への放散痛を主訴にショック状態で来院した. CT上, 胸腹部真性大動脈瘤及び心タンポナーデを伴う早期血栓閉塞型急性大動脈解離(Stanford A型)を認め, 腰背部痛の持続から解離発症による胸腹部真性瘤の切迫破裂と判断し, 緊急に胸腹部大動脈人工血管置換術及び心嚢ドレナージを行った. 術後経過は良好で, CT上, 2カ月後には血栓閉塞した解離腔の消失を認めた.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 大動脈解離, Stanford A型解離, 血栓閉塞型大動脈解離, 胸腹部大動脈瘤, 切迫破裂
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