アブストラクト(45巻5号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 腫瘍性気道狭窄に対するシリコンステント留置 |
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Subtitle : | |
Authors : | 野守裕明, 堀尾裕俊 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京都済生会中央病院呼吸器外科 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 45 |
Number : | 5 |
Page : | 666-669 |
Year/Month : | 1997 / 5 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 腫瘍浸潤性気道狭窄6例に対しDumon stent(3例)及びDynamic stent(3例)を留置した. ステント留置前の気道開大処置として気管チューブのバルーンによる拡張あるいは気管チューブによるブジーを行った. 全例にステントは容易に留置され, 留置後に気道狭窄症状は消失した. Dumon stentの1例とDynamic stentの1例において留置後, 喀痰排出困難による肺炎を一時合併し, そのうちの1例は痰による気道閉塞により死亡した. 腫瘍浸潤による高度気道狭窄においてバルーン拡張あるいはブジーを行い, 気道内腔を前もって拡張することはステント留置を安全かつ容易にする. 喀痰排出力が低下している症例ではステント留置後の気道管理が重要である. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : | 気管気管支狭窄, ステント, 肺癌 |