アブストラクト(45巻9号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 小児のDDDペースメーカー植え込み症例の検討-左前側方開胸のアプローチによる心外膜電極装着- |
---|---|
Subtitle : | |
Authors : | 尾崎喜就, 山口眞弘, 大橋秀隆, 今井雅尚, 大嶋義博, 熊本隆之 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 兵庫県立こども病院心臓胸部外科 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 45 |
Number : | 9 |
Page : | 1601-1605 |
Year/Month : | 1997 / 9 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 最近小児に対してもDDDペースメーカーの植え込みが積極的に行われるようになってきたが, 心外膜電極装着のアプローチ, 電極の挿入方法, 部位などの問題点が残されている. 左前側方開胸アプローチにて心外膜電極装着の植え込みを行った9症例について報告する. 対象は男子5例, 女子4例の計9例で, 先天性房室ブロック2例, 心疾患術後の房室ブロック7例で, うち3例はVVIペースメーカーよりの変更であった. 植え込み時年齢は11カ月から12歳(平均6歳), 体重は6.5kg~33kg(平均18.3kg)であった. 左第4肋間開胸にて釣針型心房電極を左心耳に, 捻込み型心室電極を左室又は右室前面に刺入し, ジェネレーターは左上部腹直筋前鞘後面に植え込んだ. 現在の所, 心房及び心室電極のセンシング, ペーシング不良例はなく, DDDモードで良好に作動している. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : | DDDペースメーカー, 小児, 左開胸, 心外膜電極 |