アブストラクト（1巻4号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 肺結核患者における血球凝集反應 第1報 健康人並びに肺結核患者における靜的觀察 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 田崎正博, 神野友次 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 國立松戸療養所外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科學會雜誌 |
| Volume ： | 1 |
| Number ： | 4 |
| Page ： | 208-212 |
| Year/Month ： | 1953 / 10 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 「まえがき」結核症の血清學的診斷方法として, 諸種の凝集反應, 補體結合反應, 沈降反應等が多くの人々により報告されている. これらの諸反應はある程度までは特異性を認められているが, 何れも周密な準備と, 熟練した技術とを必要とし, 臨床的應用の點になると不適確な樣である. 然るに1948年, Middlebrook & Dubos1)は, 種々の物質を選擇的に吸着する赤血球の性質に着目して, 結核菌より抽出した成分を赤血球に吸着させると, 此の赤血球は結核患者血清と特異的に凝集することを報告した. 次いでScott & Smith2)は, 結核菌抽出液の代りにLederle製舊ツベルクリン液を以つて, 緬羊赤血球を感作する變法を報告し, 本反應は結核症にかなり特異的で, 肺結核患者104名中80%に陽性であり, ツ反應陰性の28名の健康人では, 26名が本反應陰性であつたと述べている. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
